ZOOXバイオメディアLの性能

ろ過

次世代型新ろ過材をご存知でしょうか。発売とともに、大型魚飼育者や海水魚飼育者の中で話題となった「ZOOX ネクストジェネレーション バイオメディアL」。この記事では、バイオメディアLの性能について、ネット上の口コミなどの情報をまとめた上で、筆者が実際に使用してみて感じた使用感などを紹介していきたいと思います。

ZOOX バイオメディアLとは?

最初に、バイオメディアLとは、どのような特徴をもったろ材なのか説明させていただきます。
バイオメディアLの売り文句は、超多孔質メンテナンスが簡単バクテリア保持率が高い脱窒ができることです。

超多孔質

まずは、超多孔質というポイントについてです。
ろ材の良し悪しを選ぶポイントの一つに、バクテリアがどれくらい入り込むことができるか(有効表面積)があります。このろ材は、ろ材1リットルあたり有効表面積3500m²あるとメーカーが記載しています。バイオメディアLは、1箱で2.25リットル入っているので、1箱で7875m²の有効表面積を確保することができます。ろ過マニア御用達のパワーハウスソフトタイプMサイズで有効表面積が1030m²だと考えると、かなり多孔質であることは間違いないですね。

メンテナンス性

次に、メンテナンスが簡単というポイントについてです。
このろ材は、洗車用スポンジによく似た素材でできています。そのため、軽量で水槽全体の重さを気にしている方などには、非常におすすめできます。また、軽量であることから、メンテナンス時に重さで苦労することはありません。

バクテリアの保持率が高い

公式は、バイオメディアLのメンテナンス方法を「中までギュッと雑巾のように絞ってください」と記載しています。長くアクアリウムを経験している方だと、メンテナンス時に、ろ材を飼育水ですすぐことで、水槽の調子が悪くなった経験を持っている方は多いと思います。そんな方にとって、このメンテナンス方法は驚くと思います。筆者もその一人でした。

このろ材、メンテナンスを行ったとしても、ニトロバクテリアの保持量が70%を維持すると言われています。メンテナンスによって起こる水槽崩壊を予防することができる画期的な特徴だと思います。ちなみに、経験上、スパイラルろ材といわれる「キャビティ」や「ミューロ」、「フジノスパイラル」などは、導入から立ち上がりまでの時間がかかることからも分かる通り、メンテナンス後のバクテリア保持量は、かなり低いように感じます。

ただ、大型魚飼育をされている方の中には、メンテナンス時にろ材を水道水で洗って上手く管理されている方もたくさんいますので、ポリ塩化ビニル素材のろ材「キャビティ」なども、メンテナンスをするろ材の量に気をつけることで水槽崩壊はしないと思います。

脱窒ができる

個人的に一番気になったポイントとしては、脱窒ができるというところです。魚の餌や糞がバクテリアに分解されて、最終的には比較的”害の少ない”硝酸塩になります。この硝酸塩は、一般的には水換えによって水槽外に放出します。脱窒というのは、この硝酸塩を窒素に変えて放出することを指します。このろ材に注目が集まった理由は、この脱窒を可能にしたというところが大きいと感じます。

ネット上での口コミ

バイオメディアLが発売されてから、時間が経過したことで、ネット上では、実際に使ってみた効果や使用感など様々な声が出てきています。(個人情報の関係から人物が特定できないようにアカウントは載せないようにしています。ご了承ください。)

メリット

  • オーバフロー水槽にてバイオメディアLを導入したことで、デトリタスなどが減り、濾過槽掃除が楽になりました。
  •  メンテナンスの手間が減ります。 この手間を大幅に減るだけて大金払う価値があります。 洗う時すぐこのろ材の可能性に気付きます。その通水性にびっくりしました。
  • Phが下がりにくくなった。

まとめると、上記のようにメンテナンスに関する口コミが多く見られました。大型の上部フィルターを使用している方には、メンテナンス性や水槽への負担を減らす目的からもおすすめできると思います。また、Phが下がりにくくなるといった口コミも見られたことから、強力にろ過が働いている大型水槽などには良さそうですね。実際に、大型魚のマニアの方もこのスポンジを使用している様子がYoutubeで紹介されていました。

デメリット

  • スポンジのような素材でできていることから、定期的にメンテナンスをしないと目詰まりをしている感じがする。
  • 導入時に、しっかりと水洗いをしないと泡立つ。また、濾過槽に入れるときに、しっかりと水を染み込ませないと浮いてしまう。
  • 硝酸塩の変化を感じ取ることができない。
  • 値段が高い。

まとめると、スポンジ素材によるデメリットが多く挙げられていました。個人的には、メンテナンスを定期的にしている方にとっては、そこまで気にしなくても良いかなと思います。ただ、脱窒に関しては、正確なデータを計測して評価していないので、少し怪しいところがありそうです。

まとめ

ネット上の口コミから、このろ材を買うことでメリットを得ることができる人は、メンテナンス性を重視したい方や水槽への負担を減らしたい方にはおすすめできると思います。脱窒に関しては、まだまだ怪しいところが多いので、浪漫として導入したい方には良いと思います。

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